かまぼこの紹介

宗八カレイは平目とともに明治、大正、昭和初期まで小樽で使われた、とても素晴らしい原料でした。 平目はその弾力に特徴があり、宗八ガレイは強い味にその特徴があります。
戦後に使用されなくなった理由はその価格が上がっただけではなく、加工が大変なことと、アミノ酸調味料の普及に最大の理由があります。 蒲鉾の製造において魚の味の良さが必要とされなくなり、味のないスケトウダラの時代になってしまいました。
その流れが変わるのは平成も10年以上過ぎてから、地場の魚を使い本来の魚の味を引出し、独自のものを作ろうという蒲鉾業界での活動によるものです。
私どもも祖父の時代の味復活のため宗八ガレイを使い始めたのも同じころと思います。
現在の宗八ガレイは漁獲量も少なく価格も高く小ぶりのものしか使えませんので、昔のように強靭な弾力を得ることはできないと半ばあきらめておりましたが、技術の進歩がそれを手助けし、ようやく納得を得るものができました。平成28年の全国蒲鉾品評会、第二部会(むしやき、焼き抜きもの)におきまして頂点の農林水産大臣賞を獲得いたしております。
角焼は宗八ガレイを5割使うためアミノ酸調味料は使っておりません。 蒲鉾用食塩潮のハーモニー、2年熟成味醂、吟醸酒粕など、しつかりした原料を使用しております。バランスのとれた上品な味をご堪能していただければ幸いです。

シログチ50％ スケトウダラ50％ 小田原風の食感を目指して作られています。
残念ながらその最高級品には届きませんが、北海道においては並ぶものがない出来にはなっています。
基本無でんぷん、高級味醂は角焼と同じです。
スケトウをブレンドして使っているため、アミノ酸調味料は必要になります。味のバランスはよく出来上がっているはずです。作るための時間はスワリ時間を含め最も手間のかかる蒲鉾です。これを手で形成するのは当社の最も上手な職人が担うことになっています。美味しい蒲鉾です。

シログチ33％ スケトウダラ67％ 大八の標準な板蒲鉾です。まほろばに比べ少し柔らかくできています。
あすかも無でんぷんで食感はよく、人によってはまほろばよりこちらを喜ぶ方もいます。贈答用にはとても使いやすい蒲鉾です。
法事等の場合、のりを使ったものや、昆布を使ったものも特注に応じています。

2層になったかまぼこの上に、ズワイガニの棒肉、または、寿司エビを乗せました。無でんぷんの高級すり身を使用しています。

あすかのすり身と基本は同じです。チーズをすり身に混ぜ込み少し柔らかめに作ってあります。これが登場してから30年もたったのかと思うと時代を感じます。一本づつ個包装になっていて食べやすい人気の珍味蒲鉾です。無でんぷんの高級すり身を使用しています。

大八の伊達巻は板付きの最高級のすり身と卵を基本ベースに作っています。無でんぷんです。
本州の伊達巻は空気を抱かせてほわっとした食感ですが、こちらはしっとりとした仕上げになっています。また関東の伊達巻に比べ甘味は抑え気味で魚の味を残したつくりになっています。伊達巻は甘くていやだという方もこの伊達巻を食べると伊達巻のファンになってしまいます。
人気があるので、年末だけではなく通年で製造しています。

だて巻と同じですが、最高級のすり身と卵を基本ベースに作っています。無でんぷんです。しっとりとした仕上げになっています。

うずらの卵を、栗原の昆布巻にとじこめました。

春告魚といえば北海道ではニシンの事
そんなニシンの甘露煮を、栗原の昆布巻にとじこめました。

当社の美味しいすり身で作ったちくわです。

大八のお惣菜蒲鉾の定番中の定番でダントツの一番人気商品です。
食べやすい一口大のおおきさで、なんといってもその美味しさは一つ食べたら止まらない美味しさです。
揚げ蒲鉾用のすり身はスケトウダラ、イトヨリダイ、キントキダイをブレンドで作っています。どの原料もも製造元と、製造法を厳選、指示したものばかりです。
玉ねぎ、人参、いかをすり身の中に入れています。

魚のすり身をパンでくるんだものの歴史は割と古く、長崎のハトシが発生といわれていますが、北海道ではかま栄のパンロールがとても有名です。かま栄前社長の故佐藤公亮氏は小樽のパンロールを全国的に広めました。また同業者にも作ることを勧めてくれました。
大八も作ろうと思いましたが、全く同じものなのは憚れるということで、イタリアンベースのものにしました。実は東急百貨店の催事中にちょっとしたひらめきからパセリを加え、イタリアンベースにし、一口サイズにし、買いやすい価格で作ってみました。数年たって、ジェノベーゼソースを食べたときこれを加えることに決めました。
劇的においしさは進歩しましたが、困ったことが発生。使っていたジェノベーゼソースが手に入らないことになってしまいました。そこでないものは作るしかないので、今は社長がジェノベーゼソースを作っているのです。
2011年全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞をいただきました。
変わらず人気の商品で売り切れることが多いようです。できれば揚げたてをサクサク状態で食べてください。しけってしまったらオーブントースターなどでカリッともう一度焼いてお召し上がりください。

サクッとしたパンと、ふわふわの食感が美味しい揚げかまぼこです。

魚のすりみとチーズは非常に相性がよくおいしい製品ができます。
大八では初めに牧笛が誕生しましたが、揚げ蒲鉾でもチーズ入りのものがほしいという要望から生まれた経緯があります。形状はほとんど同じですが、牧笛に比べ、少量のでんぷんを加えて食感を変えています。人によってはこちらのほうが無でんぷんより好きという方もいます。

お惣菜蒲鉾で歴史からいうといかつまみと同じくらいになる商品です。つい数年前まではオキアミを使っていましたがいいものがなくなってしまい、普通の小エビを使いおいしさをアップさせました。これも人気の定番です。

揚げ蒲鉾の中でやはり一番使い勝手のあるものがゴボウ揚げでしょうか。すり身の中にささがきゴボウと人参を加え、形成し、それを一回蒸してから揚げたものです。

蒲鉾で、お好み焼きみたいなものを歩きながら食べることができたらなと考えて作りました。
すりみにキャベツ、タコ、いか、エビを入れ、形成してスティックを付けて蒸し揚げたものです。マヨネーズ、七味唐辛子などを付けて食べてもとてもおいしいのです。
当然青のり、鰹節もあいます。

すり身に玉ねぎ、にんじん、唐辛子を混ぜた揚げかまぼこです。

蒲鉾でタコ焼き風のものをというコンセプト。すり身にキャベツ、タコ、紅ショウガを入れて作っています。食べやすい揚げかまぼこです。

すり身に、刻んだイカ、玉ねぎ、卵黄を加え、黒こしょうを入れてパンチを利かして、焼売の皮にくるんでカリカリと揚げたものです。シューというのは皮ということですから、まさにイカシューなのです。

￥140(税込）

素材の味を活かしたシンプルな美味しさです。
揚げはんぺんは昔、「十三夜」という名前でした。十五夜の満月になる前の少し欠けた月をイメージしております。
薄く揚げた食べやすい揚げかまぼこです。

素材の味を活かしたシンプルな美味しさです。もちっとした食感です。

すり身にひじきを混ぜて揚げたかまぼこです。

一口サイズで食べやすいシンプルな揚げかまぼこです。

しそで巻いた食べやすい大きさのかまぼこです。しその葉の香りとすり身の相性は抜群で味わい深いです。

大八の美味しいすり身で作ったプレーンのさつま揚げです。
戦後に小樽の木下蒲鉾店がハイカラみたいなものを求めて命名したようです。

すり身の中にゴボウと人参を加え揚げました。

すり身の中に燻製卵を入れて揚げました。半熟の黄身がトロトロで絶品です。

すり身の中にイカミミとキャベツを加え、黒胡椒でピリッとアクセント。パン粉揚。